ラクトコーダT-T本体

各部のなまえと測定の原理

本体各部のなまえ

Name of parts
  • インレットヘッド:ミルクホースを接続するミルクの入り口になる部分です。

  • ホールド金具:インレットヘッドを固定する金具です。

  • USBドッキングディスク:USBアダプタを接続する場所です。45度回転させて固定できます。

  • エアフィルター:乳のスムーズな流れのために、本体にはエアブリードホールとエアフィルターが必要です。エアフィルターはリング形状になっており、定期的に回転させることで目詰まりによる不具合を防止できます。

  • ボトルホルダー:サンプルボトルを接続する場所です。測定中および洗浄中もサンプルボトルは常に装着する必要があります。サンプルを採取しない測定においてもサンプルボトルは装着しておく必要があります。さもないとボトルの装着口で真空洩れが起こってしまいます。なお、サンプリングなしとした場合はサンプルの採取は行われません。

  • LEDイエロー:USBメモリとのデータの転送時に点灯します。

  • LEDレッド:個体番号を入力後搾乳が開始され乳を感知するまで点灯。搾乳終了シグナルランプは遅い点滅。エラーが発生した場合は早い点滅でエラーを知らせます。

  • テンキー:農家コード、個体番号、期待乳量の入力で使用します。

  • ファンクションボタン:群データの切り替え、バックライトのONで使用します。

  • ON/OFFボタン:メインメニューを表示している場合に限り装置の電源をOFFにすることができます。

  • エンターボタン:決定ボタンです。画面には<E>と案内表示されます。

  • スタート/ストップボタン:搾乳スタート・ストップボタン。画面には<S>と案内表示されます。

  • クリアボタン:入力した数字の取り消しや前の画面に戻る際に押します。画面では<C>と案内表示されます。

  • ハンガー:ハンガーには落下防止ピンが装着されています。

  • フィルター:本体内部への異物の混入を防ぐためのフィルターです。フィルターにはセンサーで感知するための磁石が装着されており、フィルターなしでは測定を行うことができないようになっています。

測定の原理

ラクトコーダT-Tは従来の伝導率センサーを利用した測定方式に取って代わり、真空の圧力センサーとステップモーターで回転動作するオリフィスディスクを利用した装置です。流速に応じて切り替わる7種類の異なるオリフィスを流れる際の2点間の圧力差をリアルタイムに計測することで正確な流速を次の式で計算することができます。

        • 計算式
          •累積乳量= Rho * A * wa [kg / s]
          •流速= wa = SQR {2 *(p1-p2)/ Rho} [m / s]
          •圧力= p [N / m2]
          •ニュートン= N [1 kg * m / s2]
          •オリフィス面積= A [m2)•密度= Rho [kg / m3]
how to work

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