ラクトツール

データ設定

Setting data

データの保存期間

ラクトプロではデータパックまたはUSBメモリからの測定データの読み込み時に自動的に作られるファイルがあります。このファイルは各国の牛群検定組合のためのデータ収集に利用されるシーケンシャルファイルです。ファイル名と拡張子は以下のように定義されます。朝晩2回のデータがあっても1つのファイルにまとめられます。

ファイル名(農家コード).拡張子(検定月2桁+検定年1桁)

 例:農家コード7306272の2022年1月の検定データ=07306272.012

ラクトコーダを長年運用する場合で、10年以上経過した場合にファイル名が重複する可能性があります。上記の説明の通り、拡張子最終桁の年は1桁で定義されるためです。この項目では、自動生成されるのファイルの保存期間を定義します。

日付の表示順序

日本で見慣れている順番は年ー月ー日です。ヨーロッパ諸国では日ー月ー年の表記が一般的です。ラクトプロのデフォルト設定は、ヨーロッパ表記の日ー月ー年になっているため、この項目で年―月ー日に変更しましょう。

データパックのPCへの読込回数

データパックからの読み込みは、データの重複を避けるために基本的に1回限りとしています。何らかの便宜上、何度でも読み込みできるようにしたい場合は、ここの設定を変更します。

LateStartの判定流速

LateStartはラクトコーダで計測される判定項目で、Startボタンが搾乳の最中の押された可能性による検定としてのデータの無効を判定するものです。通常はスタートボタンを押した瞬間の流速は0kg/分ですが、真空が作用されてからStartボタンを押したい場合など、この項目で流速を指定することができます。

PCソフトウェアでもRM判定をおこなう

RM判定とは、従来のラクトコーダでの洗浄モードによる搾乳の測定です。

泌乳カーブの各工程における、限界項目をこのセクションで設定します。その値を超えた場合は、洗浄モードによる測定として、データ項目のRMによって監視することができます。
RMの値:
RM = 1 ラクトコーダ本体による判定。
RM = 2 ソフトウェアによる判定。
RM = 3 ラクトコーダとソフトウェアによる判定。
ソフトウェアは、作為的に一時的に洗浄モードに切り替えていないかどうかを判定します。検定員のミスにより洗浄モードでの測定をおこなった場合は、ラクトコーダ自体が判定して画面にエラーメッセージを表示します。この項目のチェックボックスにチェックマークを入れると、RM=3となりより現主な判定をおこなうことができます。流速の早い搾乳機械(例えばDairyMaster社)をご使用の場合はRM判定を誤認してしまう可能性もあり適宜判断して設定します。

データ項目名をウィンドウタイトルとして使用

結果表で表示させる測定項目を選択することができます。この機能についての説明はこちらの記事を参照してください。任意に作成した項目リストには任意のタイトルも指定できます。ラクトプロでこのカスタマイズしたデータ項目の名前をウィンドウタイトルとして画面で表示させるかどうかの設定です。これは分かりやすく便利な機能なので表示を消す必要はないのですが、ラクトプロのデフォルト設定では表示されない状態になっているため、この設定項目をラクトツ―ルでは設けています。

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